歯の移植治療

この絵画は、イギリスの風刺画家ローランドソン (Thomas Rowlandson,1757-1827)作のもの。
ロンドンで1790年(原画:1787年)に作られた彩色銅版画で、18世紀に行われていた歯の移植の様子が描かれています。
当時、むし歯は砂糖を口にすることができるお金持ちの、いわば”ぜいたく病”だったのです。
むし歯で大切な歯を失った貴族や王族は、貧しい者からわずかなお金と引き換えに健全な歯を貰い受け、歯の移植を受けていたといいます。
右側の貴婦人は歯を移植されているところで、また、後ろの方では今入れてもらった歯を鏡で見ている様子がうかがえます。
砂糖を誰もが嗜好品として楽しめる現在、むし歯は子どもから大人まで誰もがかかる大衆病になりました。

抜けた歯の表面を何千倍にも拡大して見てみると、高い再生能力をもつ魔法のような細胞がびっしりと表面を覆っています。
この細胞を『歯根膜細胞』と言い、この細胞が元気であればもう一度植え直したり(歯の再植)、他の場所に植えたり(歯の移植)することができます。

当クリニックでは、この魔法の細胞を利用した治療を積極的に行なっております。
お困りの歯を助けられるかもしれません!お気軽にご相談ください。

以下は、タカシマデンタルクリニックで歯の移植治療を受けられたかたの実施例です。
詳しくは当クリニックへぜひお問い合わせください。


case.1 歯のないところに親知らずを移植した症例




case.2 全顎的な矯正治療を希望された症例




case.3 炎症の強い歯を抜歯して親知らずを移植した症例

Information

対象年齢全年齢
担当医師高島 隆太郎
保険適用あり(一部ご相談)